こんにちは。デンタルクリニック伏木~日野旭が丘~院長の楢本友佳子と申します。
私は、2000年に北海道医療大学歯学部を卒業し、國學院大学時代から10年に渡る学生生活を終えました。
教員や博物館学芸員、会社員として生きるのではなく、歯科医師として生きる事を(勝手に)決めた私を、長きにわたって生活面、精神面で支えてくれた父と母には感謝しても仕切れない想いでおります。
私は6歳の時に、ここ日野市旭が丘に引っ越してまいりました。
22歳からの北海道での6年間の歯科学生生活が、初めて実家を離れた経験でした。
歯科大学卒業後は実家を拠点として東京の西で、時にまた実家を離れて東へ移動し、修行をしながら過ごしてまいりました。多くの先達に導かれ、後輩に刺激をもらい、同期に支えてもらう中で二人の師に出会い、歯科を通じて人体の健康に寄与する役割の重さと楽しさを知りました。
この度、父が遺してくれた内科医院を歯科医院として、新たに開院をさせていただきました。
家族と私を育んでくれたこの地で、地域の健康増進に尽くしてゆく所存でございます。
どんな些細なことでも、お口のことで心配なことやお悩みがございましら、お気軽にご相談ください。
直接のきっかけは祖母の存在ですね。
祖母は上下総義歯でした。
点滴をしなければならないほどに弱っていた祖母が、入れ歯の調整をして痛がらずに食べられるようになり、それまでは自分のお葬式の話しかしていなかったのに、
すっかり元気になってお友達を誘って伊豆の温泉旅行へ出かけて行ったのを見て、食べられる道具を提供する事の重要さと、食べることと心の在り方ってこんなに関係するものなのだと、
非常に興味を持ったことがきっかけです。
私がこの決断をするには下地がありました。
1991年に終焉を迎えたバブル経済の煽りを受けて、就職氷河期と言われる時期に就職活動をしていました。
一般企業にコネクションが無かった文系女子大生の私は、自己アピールが下手だった事も災いして内定が全く貰えずに時間だけが過ぎ、焦りばかりが募る日々でした。
大学院進学、転部、教員、博物館学芸員、地方公務員・・・就職以外にも様々な進路がありましたが多過ぎて選べず、頭だけが回転して体は動きが取れなくなっていました。
ある時ふと「文系大学」という枠に捕らわれていた事に気付き、「文系大学出身で出来る事」という選択基準ではなく、「どう生きたいのか」という選択基準で思考を強制リセットした時に、専門学校進学という選択肢が浮かびました。
今、会社員にならないのであれば自分の人生は選び放題だと受け止め、沢山の資料を取り寄せました。
そして取捨選択した結果、残ったものは医療系資格ばかりだったのです。
当時かかっていた歯医者さんに歯科関係の専門学校の相談をしたところ、「歯科医師になる方がいいよ」と言っていただいて、その時初めて歯科医師という職業を意識しました。
そんな流れの中での祖母の一件でした。
歯科大学に進ませてほしいと言ったところ、母は固まり、父は天井を見上げて動きませんでした。数日経ってからの「父さんも頑張るから、お前も頑張れ」の一言が、今の私の基礎となっています。
当院は、2019年2月に開業させていただきました。
今までも何度か父の内科と一緒に歯科を併設することを考えて設計を考えたりしたのですが、その度になぜかタイミングが合わないまま時間が過ぎていました。
2014年に父が87歳で内科を閉院してから、医院は無人の状態でした。
そうなってもなかなか開業に踏み切れませんでしたが、この頃、徐々に勤務医では実現できない自分の診療スタイルが固まってきたように感じていました。
そのような中、2016年に父が89歳で他界しました。
周辺を整理しながら父の仕事の跡に触れるたび、父が40年近く根を張ったこの診療所を、このままさびれさせる事は出来ないと思うようになりました。
また、「歯科はもっとヒトの健康に関して出来ることがある」という想いを自由に実現する場所が欲しいと思うようにもなっていました。
私がこの診療所を継承しようと思った途端に、絶妙なタイミングで様々な方々から様々な形のお力添えを得ることができ、今こそ「その時」なのだと実感しました。
父とは診療科こそ違いますが、今まで勉強してきたこと、経験してきたことが地域の皆さん方の健康増進のお役に立てば大きな喜びです。
患者さんお一人おひとりとしっかりお話をさせていただくことに注力しています。
ご要望、疑問などを是非お聞かせください!
治療の方法は一つではない事が多く、患者さんが望む結果に近づけるために、いくつかの選択をしていただく事があります。
それぞれの選択肢のメリットとデメリットをご理解いただいた上で、患者さんにとって最善と思われる方法をアドバイスさせて頂きたいと思っております。
その他の当院の特徴としましては、
・日常診療に拡大鏡を使用
・マイクロスコープ、歯科用CTの導入
・炭酸ガスレーザーを用いた口内炎などをはじめとした軟組織処置
・水銀ガスメーター、ガスマスクを併用した安全なアマルガム除去
・重心計を用いた姿勢咬合診断
・骨格、関節、栄養、呼吸に注目した生活指導
・RAMPA矯正
・高濃度ビタミンC点滴(自費)
といったものが挙げられます。
成人歯科矯正以外の歯科全般を手がけています。
歯の根の状態によっては部分的歯科矯正を行ない、なるべく抜歯せずにご自身の歯を使えるようなご提案もいたします(自費治療)。
手術に関しましては歯周病や歯内療法関連の手術をマイクロスコープや拡大鏡を使用し、拡大視野で行います。
インプラントも手がけていますが、なるべくご自身の歯を残せるように、自家歯牙移植などもご案内しております。
難易度の高い症例に関しては、信頼の置ける先生をご紹介させていただいております。
自分だったらして欲しいこと、自分の家族にしてあげたいこと。
今の処置が、5年後10年後にお身体に害を成さないような一手となるように。
これが歯科医師になってからずっと念頭に置いていることです。
家族とゆっくり食事をしたり、趣味である読書、料理、ドライブ、カメラ、映画などを楽しんでいます。
今まで何度もクリニックの移籍をしてきましたが、私の移動先に通ってくださる方が少しずつ増えて下さった事です!
「クリニックを移動するときは連絡ください」とご住所を頂いた事や、歯科だけではないお話をさせて頂いて、それがきっかけで生活習慣が変わり、体感と血液検査の結果が好転したとご報告を頂いた時もとても嬉しかったですね。
患者さんの意識を高め、自己管理ができるようになっていただける歯科医院にしていきたいと思っています。
治療のためだけに通う歯科医院ではなく、「処置をしない」または、「少しだけクリーニングする」、「少しだけ削って詰める」といった必要最小限の処置だけをして、あとは「どんな風に暮らしてこられたか」などの経過をお聞きし少しアドバイスをするだけ。というような、自己管理ができるようになった患者さん方とお話ができる場所にしたいです。
インタビュアー/pasciona
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